股関節が痛い。
何もしていないのに急に痛くなった。
激しい運動などしていないのに痛くなったのはなぜだろう?
動き過ぎると股関節が痛くなるイメージだけど、動かなさ過ぎも痛みの原因になるんだよ。
股関節が痛くなるのはたくさん歩いたり、スポーツをしたりして脚をたくさん使うと痛くなると思いますよね。
実はあまり使わない、あまり動かない、いわゆる「運動不足」でも股関節の痛みは起きます。
このページではそんな股関節痛となる運動不足について解説していきますね。
運動不足になると股関節はどうなる?
油切れを起こす
関節がなめらかに動くには「潤滑油」が必要です。
この潤滑油は関節を動かしていることで関節にある軟骨からにじみ出るようになっています。
例えば、骨折をして「ギプス」をしたとします。
骨折が治り1ヶ月後にギプスを外したとします。
すると、ギプスで固定していた関節は固まって動かなくなっています。
つまり、関節は動かしていることで正常な働きを保ち、動かさないと関節は固まってしまいます。
周辺の関節も動かなくなる
運動不足で股関節が油切れで固まっている状態ということは、
周辺の関節も同じように動きていないので固まっています。
特に腰、骨盤の関節の動きが固くなると股関節にも大きな影響を与えます。
筋肉や関節が弱る
- 筋肉が弱る:使わないことでゆるゆるになります。筋肉が弱ると関節にかかる負担が大きくなります。
- 関節が弱る:関節は使うことで丈夫に強くなります。股関節であれば身体を支えつ関節なので体重を乗せて脚を動かすことで関節が丈夫に強くなります。
股関節痛の原因は?
摩擦で炎症を起こす
運動不足で股関節痛が起きる原因は摩擦で炎症が起きているからです。
詳しくは解説していきますね。
運動不足になると関節の油切れになり股関節がなめらかに動かなくなります。
イメージ的には関節がサビついている感じ。この状態で動かすと摩擦が起きて炎症がおきます。
サビた自転車をこいでいるような感じですね。
また、運動不足で筋肉や関節が弱くなると股関節にかかる負担も大きくなりさらに炎症ができやすい状態になります。
このようにして関節で炎症ができることが運動不足で股関節に痛みがでる仕組みになります。
適度な運動ってどれくらい?
適度な運動といってもさまざまでここでは健康維持という側面から解説していきますね。
おすすめはの運動ウォーキング
おすすめの運動はウォーキングです。
理由は全身運動になるからです。
歩行は足先から手の指先まで全てを使っています。
また、人の身体は二足歩行することで進化、成長してきました。
よほど特別なことが無い限りウォーキングを禁止されることはありません。
最近では手術後のリハビリはものすごく早い段階で開始をされます。
理由は早くリハビリを開始した方が回復や予後がいいからです。
このように健康を保つ、症状を改善するにはウォーキングはおすすめの運動です。
どれぐらいのすればいい?
40~60分ほどの連続したウォーキングを目安にしましょう。
はじめのうちは少し物足りないぐらいでも十分です。
翌日に筋肉で動けなくなったり、続けてできないようであれば運動量が多いので減らしましょう。
週に5回ぐらい無理なくウォーキングが出来れば最高です。
まとめ
運動不足になると、
- 関節の油切れで関節が固まる
- 腰、骨盤など周辺の関節も同じように固まる
- 筋肉や関節が弱る
などが起きる。
これらの状態で身体を動かすと摩擦で炎症を起こす。
サビた自転車をこいでいる感じ。
この炎症が痛みの原因になる。
運動不足にならないようにするにはウォーキングがおすすめです。
歩くことは人の成長、発達と大きく関係していて健康を保つ上では重要。
目安は40~60分ほどの連読したウォーキング。
少し物足りないぐらいでもOK。
続けて行うことが大切。