【股関節痛】かぶりが浅い臼蓋形成不全はストレッチで改善する?

  • 股関節臼蓋形成不全って、ストレッチをしたら、良くなるのだろうか?
  • かぶりが浅いってどういうこと?かぶりが浅くなる原因は?
  • 股関節臼蓋形成不全の人は、どんなことに気をつけたらいい?

 

股関節が痛いのは、身体が硬いからだ。

 

病院で検査を受けたら、「股関節のかぶりが浅い」と言われた。

 

股関節臼蓋形成不全って、ストレッチをしたら、良くなるのだろうか?

 

今まで、何事もなかった股関節が、40歳を過ぎて徐々に、違和感がでてきた。

 

このままではいけないと、病院でレントゲン検査をうけたら、「股関節のかぶりが浅いですね」、「生まれつきですね」、「股関節の臼蓋形成不全」と言われた。

 

自分で何かできることは、あるだろうか?

 

手術をしないといけないのか?

 

このページでは、そんな股関節臼蓋形成不全について、整体歴20年の私が分かりやすく解説していきますねので、是非、最後まで読んでください。

 

それでは、解説に入ります。

 

▶︎人気記事:保存版】歩くのがツラい股関節痛の原因からストレッチまで徹底解説

 

股関節のかぶりが浅い臼蓋形成不全はストレッチで良くなる?

 

股関節の臼蓋形成不全では、次の2つの特徴的な症状が起きます。

 

  • 股関節が開きにくい
  • 太ももの内側、前側の筋肉が張る

 

すると、「股関節が痛くなるのは身体が硬いからだ」と、ストレッチで伸ばそうします。

 

しかし、股関節の動きに制限がでたり、周辺の筋肉が張ってくるのは、股関節の「関節の動き」が、悪くなっているからです。

 

なので、筋肉を伸ばすストレッチでは、良くなりません。

 

もしくは、ストレッチをしたその時は少しましだが、直ぐに戻ってしまいます。

 

中には、ストレッチやヨガをして症状が悪化する人もいます。

 

では、どうしたらいいのか?

 

それは、ストレッチの「やり方」にあります。

 

具体的には、「動的ストレッチ」と言って、身体を動かしならする、ストレッチが、おすすめです。

 

しらひげ先生
「ラジオ体操」などが、代表的ですね。

 

あかり
「柔軟体操」とは違うの?
しらひげ先生
柔軟体操は「静的ストレッチ」だね。

 

同じストレッチでも、「動的ストレッチ」と「静的ストレッチ」は、別物なので、目的によって使い分けることが大切です。

 

関連記事:【やり過ぎ注意】股関節のストレッチをするときの注意点とデメリットについて

 

股関節のかぶりが浅い臼蓋形成不全とは?

 

股関節臼蓋形成不全について、次の2点について解説していきます。

 

  • かぶりが浅いとは?
  • かぶりが浅くなる原因は?

 

それぞれ、解説していきますね。

 

かぶりが浅いとは?

 

股関節は、骨盤と脚の骨(大腿骨)で、作られる関節です。

 

骨盤側がおわんのような形状で、そこに、半球形をした、脚の骨がすっぽりと、ハマるようにできています。

 

このうち、

 

受け皿となる骨盤側が、何らかの原因によって、骨が成長しないために、「形成不全」と言われます。

 

また、脚側の半球形部分を、骨盤側がすっぽりと、覆っているのが、レントゲンで見た時に、かぶりが浅く見えるので、「かぶりが浅い」と言われます。

 

 

赤丸の部分は臼蓋(きゅうがい)といって股関節がハマります

 

 

 

臼蓋に脚の骨がすっぽりとハマって股関節になります。

 

かぶりが浅くなる原因は?

 

かぶりが浅くなる原因として、考えられるものは、次のようなものがあります。

 

  • 逆子など体内での股関節の成長の遅れ
  • 遺伝的要素
  • 先天性股関節脱臼などの股関節トラブル
  • おくるみなど乳児期の生活習慣
  • おむつ交換時に強く引きあげる

 

いろいろと考えられますが、「これが原因だ」と、特定もしにくいのが、形成不全です。

 

また、1:9と圧倒的に「女性の方」に発症しやすいのは、男女の骨盤の形状の違いに、あるのではないかと考えます。

 

その他にも、乳児期に原因と、考えられる要素はあります。

 

  • 乳児時期のハイハイ運動の不足
  • 早期歩行による臼蓋への刺激不足
  • おむつ交換時など動きまわるのを止めようと強く脚を引っ張る

 

股関節のかぶりが浅い臼蓋形成不全の症状

 

しらひげ先生
臼蓋形成不全の、症状について、解説していきますね。

症状その1

 

臼蓋形成不全の症状の多くは、無症状です。

 

具体的には、成人になって、股関節にトラブルが起きて、レントゲン検査を受けて、はじめて「股関節のかぶりが浅い」、「股関節臼蓋形成不全」と知る方が、ほとんどです。

 

つまり、股関節が痛くてレントゲン検査で状態を診たら、股関節のかぶりが浅いかったので、これが原因だろうと、結びつけます。

 

しかし、臼蓋形成不全は、乳児期に発生していることが多く、その状態で、成人まで過ごしているが、子供の時には特に症状がありません。

 

なので、臼蓋形成不全に加えて、何らかの要素が加わり、症状が起きています。

 

症状その2

 

私が臨床の現場で、遭遇する臼蓋形成不全の方のほとんどが、「股関節を開く」動きに、制限がでています。

 

具体的には、仰向きで寝て、膝を立てて、開く時に左右差が大きく診られます。

 

また、「あぐら」もしにくい状態です。

 

症状その3

 

症状その1と2を通り越して、痛みがでたり、痛みにともなって、脚を引きずる歩行に、なったりすることもあります。

 

股関節のかぶりが浅い臼蓋形成不全でやってはいけないこと

 

臼蓋形成不全で、しっかりと動ける身体を目指すなら、次の5つを、注意しましょう。

 

  • 安静
  • 無理に可動域を広げる
  • 水中ウォーキング
  • 自転車こぎ
  • 自己流

 

それぞれ、解説していきますね。

 

安静

 

痛みがあると、ついつい安静にしかちですです。

 

しかし、安静にすると、「動かない」から「動けない」と、悪循環にハマります。

 

なので、必要以上に、安静にしないようにしましょう。

 

関連記事:【基礎】その股関節痛の原因は運動不足かも知れない?

 

無理に股関節の可動域を広げる

 

股関節の可動域を広げるのは、ストレッチのところで、解説したように、

 

柔軟体操で、筋肉を伸ばすのではなくて、「動的ストレッチで関節を動かす」ことが重要です。

 

なので、関節の可動域を広げようと、無理に伸ばさないように、しましょう。

 

関連記事:【股関節の運動】股関節痛を撃退するおすすめ寝ながらできるストレッチ

 

水中ウォーキング

 

水中ウォーキングが効果的なのは、術後のリハビリの初期の時期、股関節に負荷を、かけてはいけない時期です。

 

日常生活で痛みや動きに、不具合が起きているなら、地上で股関節に、負荷がかかっている、同じ条件で、身体を動かして、動けるようにしていく方が、効果的でしょう。

 

関連記事:歩くのが痛い変形性股関節症を対処するのにプール運動は効果的?

 

自転車こぎ

 

自転車こぎ運動も、股関節にはいいと言われますが、私はおすすめしません。

 

理由は、股関節に負荷がかかっていないからです。また、座っての運動であって、「歩行」とは違うからです。

 

具体的には、自転車こぎ運動は、太ももの筋肉を鍛えるには、優れた運動です

 

しかし、股関節の痛みや、開きが悪くなっている原因は、太ももの筋肉が減ったからではないからです。

 

また、歩くのに支障が出ているなら、「歩く」動きを回復して、いかなければいけません。

 

歩くには、「股関節に体重を乗せる」「脚の振り子運動」「体重移動」「推進力」「脚の蹴り出し」など、さまざまな動きが連続して動きます。

 

なので、股関節の症状を改善するのに、自転車運動をおすすめしません。

 

関連記事:変形性股関節症の運動療法に自転車こぎやエアロバイクは効果的か?

 

自己流

 

もし、病院のレントゲン検査で、「臼蓋形成不全」と言われたなら、自己流で改善を、目指さないように、しましょう。

 

理由は、良かれと思って、やっている「こと」が、実は良くなかったりするからです。

 

臼蓋形成不全があるなら、股関節や関連する周辺の筋肉は、正しい動きをしていないはずです。

 

なので、専門家の先生と相談しながら、今の状態に合った方法で、改善を目指していきましょう。

 

股関節のかぶりが浅い臼蓋形成不全は治る?

 

臼蓋形成不全は、「臼蓋形成不全とは?」のところで、解説したように、形状のことをさします。

 

なので、かぶりが浅くなっている、形状が戻ることはありません。

 

しかし、手術によってかぶりを深くしたり、保存方法によって関節の動きを回復させて、日常生活に向上させることは可能です。

 

つまり、大切なのは形を戻すよりも、動きを回復させて、日常生活の動きに、支障が出ないようにする、ことですね。

 

私が臨床の現場にいて、ときどき遭遇するのが、「手術は絶対にイヤ」と、言われる方です。

 

やはり、手術は怖いしたくさんの不安があるのも分かります。

 

いい評判もあれば、良くない評判もあります。

 

私は股関節の手術を受けたこともありません。

 

しかし、「手術を絶対にしたくない」と整体や鍼灸といった、「保存方法でなんとかよくする」は、しっかりと区別しないといけません。

 

手術をしたくなくても、手術でしか、なんともならない場合もあります。

 

もちろん、お医者さんの判断になりますが、整体師、鍼灸師として症状回復に希望を託して頂けることは嬉しいですが、

 

症状が進行しどうにもならない場合は、手術も視野に入れていかないと、いけない場合があるということは、心の隅にでも置いておいて、いただきたいと思います。

 

股関節のかぶりが浅い臼蓋形成不全の手術について

どんな手術がある?

 

股関節の臼蓋形成不全の手術では「寛骨臼回転骨切り手術」と、いう方法があります。

 

股関節がハマっている、骨盤部分を切りって回転させることで、かぶりが浅い部分を、深くする方法です。

 

手術のメリット、デメリット

  • 成果が早い
  • 痛みから開放される
  • 保険が適応

 

  • 入院が必要
  • 再手術が必要なこともある(耐久性)
  • 患部をかばって他の部位に負担がかかることがある
  • 運動や動きを制限されることがある

 

どれくらい入院する

 

手術となると、長く安静にしている、イメージかも知れませんが、近年は、早期にリハビリを開始する傾向で、手術後2日ほどでリハビリが開始されるようです。

 

その後、状態を見て20日〜25日ほどで退院のようです。

 

手術するタイミングは?

 

痛みや動きに、大きく制限が出ていて、お仕事や日常生活にも、大きく影響を及ぼしている場合は、手術も視野に入れて、いく方がいいでしょう。

 

また、先生によって、方針や考え方が違うことが、あるので納得できるまで、よく話を聞いたり、セカンドオピニオンとして、他の先生の、お話しを聞いたり、することも大切です。

 

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股関節のかぶりが浅い臼蓋形成不全の保存療法は?

 

臼蓋形成不全の、保存療法は、次の2つがあります。

 

  • プラスを増やす:整体で身体の動きを回復させたり、歩行をしたりする
  • マイナスを減らす:日常生活や癖を改善する

 

これらが、大切です。

 

それぞれ、解説していきますね。

 

整体

 

整体で保存療法をしていく場合は、局所だけでなく、身体は全体も、診ていくようにしましょう。

 

理由は、身体は全体で、連動して動いているからです。

 

具体的には、例えば、車のタイヤが、パンクしたとします。

 

パンクしたタイヤを、修理すると同時に、左右のバランスを整えたり、ブレーキの加減を調整したりと、さまざまな部分の調整も必要なはずです。

 

身体も同じですね。

 

局所だけでなく、全体を整えていくことで、根本的に改善が、見込まれます。

 

生活習慣の改善

 

座り方や間違った体操法など、当たり前のように、していたことが、実は今の身体には、良くないこともあります。

 

ちょっとしたことでも、少しずつの「マイナスを減らす」を、するだけでも、身体は変わってきます。

 

改善するにあたって「時間が無い」「忙しい」「面倒、手間」は禁句ですよ。

 

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まとめ

 

かぶりが浅いと言われる、股関節臼蓋形成不全の原因は、乳児期の何らかのトラブルにより、股関節臼という「おわん部分」が、上手く形成されていない状態です。

 

大人になって、何かのタイミングで、股関節のレントゲン検査を受けたら、発見されることが多いです。

 

症状としては、股関節の痛みに加えて、股関節の開きが悪くなります。

 

症状が悪化すると、歩行にも影響を及ぼします。

 

股関節の開きが悪いのは、「身体が硬いからだ」と、無理に柔軟性をすると、痛みが悪化することがあるので、注意しましょう。

 

ストレッチをする場合は、動きのある中で身体を動かす、「動的ストレッチ」を、していくようにしましょう。

 

症状を改善したり、上手に付き合っていくには自己流でぜず、専門家の先生と相談しながら、じっくりと向き合いましょう。

 

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