- 股関節が痛いのは、「股関節が硬い」からだ。
- ヨガで股関節を柔らかくしたら、股関節痛は改善するのかな?
(大阪市城東区 しらひげ鍼灸整骨院)
今回は、こんなお悩みを解決します。
股関節が痛くなるのは、体が硬いからだと思い、ヨガをしたら股関節の痛みが、悪化するする方があります。
ヨガをして股関節痛を起こしやすい人は、次の通りです。
●ヨガで股関節痛を起こしやすい人の特徴
- 長年の運動不足で体が硬い
- 周りと比べてしまい、無理な動きをする
- やり過ぎて、関節がルーズになる
ということで、今回は股関節痛を、改善しようと、「ヨガ」をしたら悪化した、について解説します。
ヨガと股関節痛について、整体歴20年の私が、分かりやすく解説しますので、是非、最後まで読んでください。
それでは、解説に入ります。
▶︎股関節・腰痛専門:大阪市城東区しらひげ鍼灸整骨院
▶︎人気記事:歩くのがツラい【股関節痛】の「原因」から「ストレッチ」まで徹底解説
ヨガで股関節痛を起こしやすい人の特徴
ヨガをして、股関節痛を起こしやすい人は、次の通りです。
- 長年の運動不足で体が硬い
- 周りと比べてしまい、無理な動きをする
- やり過ぎて、関節がルーズになる
それぞれ、解説しますね。
長年の運動不足で体が硬い
長年、運動不足の人が急にヨガをすると、股関節を傷めやすくなります。
具体的には、関節は常に動かすことで、正常な動きを保てます。
このように、関節は動かさないと、固まってしまいます。
特に、年齢が若いうちは、筋肉やじん帯の水分も、十分に潤っていて、柔軟性を保てますが、年齢とともに水分が無くなり、硬くなります。
このように、関節、筋肉・じん帯が硬くなっている様態で、急に「ヨガ」をすると、体を痛めてしまうことがあります。
周りと比べてしまい、無理な動きをする
周りと比べてしまい、無理な動きをすると、股関節を傷めやすくなります。
具体的には、レッスンを受けるときに、インストラクターや周りの生徒さんと、動きを比べたりしますよね。
その時に、周りと同じように、ポーズが出来ないと、恥ずかしい、と思い無理してしまう方があります。
また、YouTubeなどの動画を見て、運動される方も、画面の講師と同じようにしようして、無理してしまいます。
特に、ヨガはゆっくりとした動きなので、無理に開いたり、引っ張ったり、伸ばしたりする方が多い。
▶︎【やり過ぎ注意】股関節のストレッチをするときの注意点とデメリットについて
やり過ぎて、関節がルーズになる
ヨガをやり過ぎて、筋肉やじん帯が伸びて、関節がルーズになっている方は、股関節を傷めやすい。
具体的には、ヨガするときに、関節を広げることが目的にしていると、筋肉やじん帯を伸ばし続けてしまいます。
スポーツ選手が股関節を柔らかくするのは、パフォーマンスをUPさせたり、競技中の不意な動きで、怪我をしないためです。
そして、関節の柔軟性を、持たせるだけでなく、周辺筋肉を鍛えて、関節を安定させます。
つまり、ヨガで筋肉やじん帯を伸ばして、関節を柔らかくしても、日常生活で股関節の柔らかさを発揮する場面がなく、周辺筋肉を鍛えなければ、股関節はグラグラで負担がかかり、傷めやすくなります。
▶︎股関節・腰痛専門:大阪市城東区しらひげ鍼灸整骨院
ヨガで股関節痛は改善する?
ヨガで股関節痛が改善する人は、次の通りです。
- 日頃からよく歩いている
- 20〜30歳代
それぞれ、解説しますね。
日頃からよく歩いている
日頃から、よく歩いている方は、ヨガで股関節痛が、改善する可能性はあります。
具体的には、股関節痛を起こした原因が、「筋肉の張り」だとします。
日頃からよく動いている方は、関節がしっかりと動くはずなので、ヨガすることで、筋肉が適度に伸ばし、ストレッチされることで、股関節の痛みが、軽減すると考えられます。
この条件に、当てはまると、ヨガで股関節痛みが、改善する可能性はあります。
20〜30歳代
20〜30歳代はヨガで、股関節痛が改善する可能性はあります。
もちろん、若くても、デスクワークで全く歩くことが極端に少ない、ハイヒールをよく履くなど、条件によっては、関節の柔軟性が低下している場合もありますが、全体的に若いと関節に柔軟性があり、ヨガで動かすことで、股関節痛を緩和することがあります。
ヨガで股関節は柔らかくなる?
股関節を柔らかくするのに大切なことは、次の通りです。
●股関節を柔らかくするのに大切なこと
- 関節が十分に動く
- 徐々に伸ばす
- 柔らかくする目的を明確にする
それぞれ、解説しますね。
関節が十分に動く
ヨガで、股関節は柔らかくするには、関節が十分に、動くようにしましょう。
具体的は、関節を十分に、動かすには、「動きのある中」で、体を動かしましょう。
ラジオ体操、骨盤スクワット、四股、超軽目のエクササイズなどが、おすすめです。
他にも、「ウォーキング」もおすすめです。
ウォーキングするときは、「靴ひも」を締めて、「腕振り」をすると効果的です。
ゆっくりでいいので、40〜50分ほどのウォーキングしましょう。
長年、運動していない方であれば、2〜3ヶ月はウオーキングやラジオ体操のみにして、関節が動く状態になってから、する方がいいでしょう。
▶︎動画:簡単な股関節ストレッチ5種類
▶︎関連記事:【基礎】ウォーキングのやり方と注意点について解説
徐々に伸ばす
ヨガで、股関節を柔らかくするなら、徐々に柔らかくしていきましょう。
やはり、体は1週間や10日、そこそこで、変化するものではありません。
毎日、毎日、徐々にコツコツと動かして、柔らかくしていきましょう。
焦って、近道しようと、強くしたり、無理すると、体を傷めてしまい、かえって時間がかかります。
柔らかくする目的を明確にする
ヨガで、股関節を柔らかくするなら、目的を明確にしましょう。
具体的には、スポーツで怪我をしないために、股関節の柔軟性を出す、スポーツでパフォーマンスをUPさせるために、股関節を柔らかくするなど、目的を明確にすることが大切です。
例えば、世間一般的に、「股関節を柔らかくしましょう」とは聞きますが、「膝関節を柔らかくしましょう」、「肩関節を柔らかくしましょう」とは聞きません。
そもそも、股関節を柔らかくすることに、どんな意味があるのか?
「ヨガ」とはサンスクリット語で「つながり」を意味しています。
心と体、魂が繋がっている状態のことを表します。呼吸、姿勢、瞑想を組み合わせて、心身の緊張をほぐし、心の安定とやすらぎを得るものです。
ヨガは、股関節を動かす動きがあるが、股関節を柔らかくすることを目的として、開発されたものではない、ということは、理解しておく必要がありそうですね。
ヨガで股関節が痛くなったらどうしたらいい?
ヨガで股関節を傷めた時の対処法は、次の通りです。
- 一旦、ヨガを中止する
- 股関節を「冷却」する
- 痛みが激痛の場合は安静
- 少し痛みが引いたら動かす
もし、激痛が続く場合は、専門医を受診するようにしましょう。
▶︎関連記事:【重要】冷却のやり方、アイシングのやり方について解説
股関節痛を改善しようと「ヨガ」をしたら悪化した(まとめ)
今回は、股関節痛を改善しようと「ヨガ」をしたら悪化した、について解説してきました。
●ヨガで股関節痛を起こしやすい人の特徴
- 長年の運動不足で体が硬い
- 周りと比べてしまい、無理な動きをする
- やり過ぎて、関節がルーズになる
●ヨガで股関節痛が改善する人
- 日頃からよく歩いている
- 20〜30歳代
●股関節を柔らかくするのに大切なこと
- 関節が十分に動く
- 徐々に伸ばす
- 柔らかくする目的を明確にする
●ヨガで股関節を傷めた時の対処法
- 一旦、ヨガを中止する
- 股関節を「冷却」する
- 痛みが激痛の場合は安静
- 少し痛みが引いたら動かす
▶︎股関節・腰痛専門:大阪市城東区しらひげ鍼灸整骨院