- 長く座っていると、動きはじめに、股関節が痛くなる。
- 座っているだけで、股関節が痛くなる?
- 寝る時に上向きで寝れない。
(大阪市城東区 しらひげ鍼灸整骨院)
今回は、こんなお悩みを解決していきます。
座っているだけなのに、どうして股関節が痛くなるのだろう?と不思議に思いますよね。
デスクワークで起きる、股関節痛の原因は、次の通りです。
●デスクワークで起きる股関節痛の原因
- 股関節の可動域の低下
- 腰、骨盤が固まる
- 股関節周辺筋肉が硬くなる
ということで、今回は股関節痛、長時間のデスクワークで起きる、脚の付け根の激痛について、解説していきます。
股関節痛の中でも、デスクワーカーに起きる股関節痛に焦点を当てて、整体歴20年の私が、分かりやすく解説しますので、是非、最後まで読んでください。
それでは、解説に入ります。
▶︎人気記事:歩くのがツラい【股関節痛】の「原因」から「ストレッチ」まで徹底解説
デスクワーク股関節痛の原因は?
デスクワークで、起きる股関節痛の原因は、次の通りです。
●デスクワークで起きる股関節痛の原因
- 股関節の可動域の低下
- 腰、骨盤が固まる
- 股関節周辺筋肉が硬くなる
それぞれ、解説しますね。
股関節の可動域の低下
長時間、椅子に座っていると、股関節の可動域が、低下します。
具体的には、関節は動かさないと、「サビた状態」になります。
股関節を曲げた状態で、長時間イスに座っていると、股関節は「サビた状態」になり、可動域が低下します。
通勤や社内を歩いたとしても、一日に大半は座っています。
通勤で片道15分、往復で30の徒歩と、社内の移動15分ほど歩いたとしても、1日で1時間も歩いていません。
逆に、8時間勤務のうち、7時間はデスクワーク、8時間睡眠、車で移動、リビングでゴロゴロ・・・。
24時間のうち20時間以上は、座っているか横になっている状態。
週末は歩いたとしても、1ヶ月のうち、25日以上は、上記のように動かない状態で、半年、1年、3年、5年、10年と積み重ねていくと、関節は「サビた状態」になり、股関節の可動域が低下し、動きはじめに痛みを起こす、原因となります。
腰、骨盤が固まる
長時間、椅子に座っていると、腰、骨盤は固まってします。
特に、よくない座り方をしていると、固まってしまいます。
特に下の写真のように、腰が曲がった状態で、長時間、座っていると、腰や骨盤が固まって、腰が伸ばせなくなります。
腰や骨盤が、曲がった状態で、固まると、股関節の動きにも、影響を及ぼします。
なぜなら、腰・骨盤・股関節は連動して動いているからです。
腰・骨盤・股関節は連動して動いている状態は、ニンジャアナトミーの動画が、分かりやすいので参考にしてください。
股関節周辺筋肉が硬くなる
長時間、椅子に座っていると、股関節周辺の筋肉が硬くなります。
特に、上記の写真のような座り方をしていると、「腸腰筋」という筋肉が硬くなります。
「腸腰筋」とは、腰から股関節に繋がる筋肉で、身体の中を通るので、見た目では、どこにあるのか、分かりにくい筋肉です。
よく、「腹筋をする時は、膝を立てしないと、腰を痛めるよ」と言いますよね。
膝を立てずに、腹筋運動をすると、腸腰筋を使って、身体を起こすので、腰を傷めてしまいます。
上記の写真の姿勢では、腸腰筋を常に使って、身体を支えている状態です。
腸腰筋が硬くなることで、椅子から立ち上がるときに、筋肉が伸びずに、筋肉の付け根になる股関節に、痛みを生じます。
▶︎股関節・腰痛専門:大阪市城東区しらひげ鍼灸整骨院
デスクワーク股関節痛の対処法(座り方と姿勢)
デスクワークで起きる、股関節痛の対処法(座り方と姿勢)のポイントは、次の通りです。
- 骨盤を立てる
- 机とイスの高さ
- 足裏を床につける(ヒール)
それぞれ、解説しますね。
骨盤を立てる
デスクワーク股関節痛の椅子のすわり方のポイント1つ目は、「骨盤を立てる」です。
骨盤を立てることで、腰が反った正しい姿勢が、保つことができます。
この腰の反りがなくなり、背骨の柔軟性が低下することが、股関節の動きを悪くして、股関節痛を起こす、原因になります。
なので、椅子に座るときは骨盤を立てましょう。
机とイスの高さ
デスクワーク股関節痛の椅子のすわり方のポイント2つ目は、「机と椅子の高さ」です。
会社で用意された机と椅子は、「高さが違う」ことがあります。
すると、姿勢が悪くなり、骨盤や背骨に、負担をかけてしまいます。
その結果、股関節にも、悪影響を及ぼします。
足裏を床につける(ヒール)
デスクワーク股関節痛の椅子のすわり方のポイント3つ目は、「足裏を床につける」です。
つま先を立てた状態や、椅子の脚に足を乗せて座ると、背中が丸くなり、ねこ背姿勢になります。
その結果、腰や骨盤の動きを悪くし、股関節にも影響を及ぼします。
ハイヒールも高さがあるものは、つま先が立っているのと、同じ状態になるので注意です。
座るときは、ハイヒールを脱いで、足裏を着けるようにしましょう。
▶︎関連記事::テレワークで「腰痛」が悪化?在宅ワーク時の簡単にできる「腰痛対策」を紹介
デスクワーク股関節痛|日常生活での座り方の注意点
股関節痛がある時の、日常生活の座り方の注意点は、次の通りです。
- 床座り
- 座椅子
- 横座り
それぞれ、解説しますね。
床座り
床すわりは、骨盤にものすごく、負担がかかります。
骨盤に負担がかかり、骨盤の動きが悪くなると、脚の蹴りだしが上手くできずに、股関節痛を起こす原因になります。
座椅子
座椅子に座ると、足を伸ばした、「長座の姿勢」になります。
長座は、骨盤に負担をかけるのに加えて、「ねこ背姿勢」になります。
ねこ背姿勢になると、「骨盤の後傾」を作り、股関節の動く範囲が、狭くなることが、股関節痛を起こす原因になります。
横座り
横座りも、多くの方が、知らず知らずのうちに、よくしています。
横座りをすることで、歩行には使わない方向の動きを、作ってしまいます。
それが、動きはじめの痛み起こします。
デスクワーク股関節痛|こんな椅子は注意
股関節痛がある人が、日常生活で気を付けたい椅子は、次の通りです。
- 映画館の椅子
- 美容室の椅子
- ふかふかのソファー
それぞれ、解説しますね。
映画館の椅子
映画館の椅子は、深く沈み込むタイプの椅子になっていて、長い時間、股関節を深く曲げていると、動き始めに股関節の痛みを、感じやすいので注意です。
特に日頃から歩かない人、ヒールを履く人、階段を使わない人などは、股関節の動きが少ないので、痛みを感じやすいです。
美容室の椅子
美容室の椅子は、背筋を伸ばすのと、脚を横に広げられないので、
日頃、ねこ背の人や骨盤が開きぎみで足先が外を向いているタイプの方は長時間、座っていると痛みを感じやすくなります。
お洒落なカフェにあるふかふかのソファー
ふかふかのソファーは座った瞬間は、気持ちいいですが、安定性が悪く骨盤や背骨に負担をかけてしまい、動きが悪くなり股関節に悪影響を及ぼします。
席を選ぶときはふかふかのソファーよりも硬めの椅子を選びましょう。
まとめ
股関節痛がある人は、座るときの「姿勢」を意識しましょう。
股関節痛を起こす根本原因は、骨盤や背骨の歪みにあります。
日常生活で椅子に座る時、不良姿勢で座ることで、歪みを作り股関節に、悪影響を及ぼしています。
具体的には、骨盤が立って、腰が反っている状態です。
椅子によっては、骨盤が立てられないものや、沈み込むようなものもあるので、注意しましょう。