【骨盤矯正】骨盤はゆがむ?ズレる?正しい骨盤矯正について解説

こんにちは、しらひげです。

このサイトでは整体師が股関節痛や身体に関する情報を発信しています。

 

あかり
骨盤がズレている気がするのだけど矯正した方がいいのかな?
しらひげ先生
一般的に骨盤の「ズレ」や「ゆがみ」って言葉が浸透しているげど、まずはどうのような状態かを理解することが大切だよ。

 

一般的に、「骨盤の高さが違う」、「産後は骨盤を締めないといけない」、「腰が痛いのは骨盤のズレが原因だ」、などの言葉は、雑誌やテレビでも、よく耳にすると思います。
「骨盤」や「ゆがみ」など、とても分かりやすい言葉ですが、とても抽象的で、言葉だけでは、どのような状態なのか、詳細は理解しにくいです。

 

また、本来は、「ズレ」と「ゆがみ」は違う意味ですが、骨盤では「ズレ=ゆがみ」と一緒になっていたりもします。

 

そこで、今回は「骨盤のゆがみ」について、一つずつ分解し、整理しながら、解説をしていきます。
また、後半では、骨盤のズレやゆがみが、理解できた上で、どのように、対処をしたらいいのかも、解説していきます。

 

最後まで読むことで、骨盤への理解がグッと深まり、腰痛や股関節痛、産後の骨盤の症状改善や予防時に、ベースとなる考えが、身に付くように、整体歴20年の私が分かりやすく解説しますので、是非、最後まで読んでください。
スポンサーリンク

骨盤のゆがみとは?

骨盤の「ゆがみ」は、一般的に浸透して、分かりやすいですが、非常に抽象的で表現の仕方、捉え方もさまざまです。
なので、ここでは、私が考える「骨盤のゆがみ」について、解説していきます。

 

骨盤の「ズレ」と「ゆがみ」の違い

テレビや雑誌、YouTubeなどでは、骨盤の問題を「ズレ」や「ゆがみ」と表現していますが、その意味合いは、違うので、少し分解してみましょう。

 

●ズレとゆがみの違い

  • 骨盤のズレ:関節がズレている。つまり脱臼(亜脱臼)している。大きな痛みを伴う。
  • 骨盤のゆがみ:前後、左右、捻れなど骨盤全体として傾きを生じている。それに伴って、連なる部分も、歪んでいる。多くは生活習慣によるもの。
それぞれ、解説していきますね。

 

骨盤のズレ

骨盤にある関節は、
  • 仙腸関節
  • 恥骨

 

の2つになります。

 

つまり、「骨盤のズレ」とは、このどちらかの、関節のズレをいいます。

 

ちなみに、「ズレ」とは、レントゲン検査で、異常とみなすもの(関節の連続性がなくなったもの)とします。

 

仙腸関節

仙腸関節は、腰とお尻の間にある関節で、人の身体の動きでは、とても重要な場所です。

 

仙腸関節は、日常でほとんど動きを感じない、意識的に動かせない関節で、とても分かりにくい関節です。

 

動くとしたら、出産時に骨盤周辺の、じん帯がゆるんで、グラグラになっているときです。

 

痛みを感じて、病院に行けば「仙腸関節炎」、と診断されます。

 

関節の炎症ですね。

 

ちなみに、病院で、よほど特別なことがない限り「仙腸関節の脱臼」、と診断されないでしょう。

 

つまり、仙腸関節のズレは、ないと考えます。

 

スポンサーリンク
恥骨

恥骨は、おへその下あたりにある関節で、目で見えない関節なので、分かりにくいです。

 

恥骨は、歩行時に仙腸関節と合わせて動き、人の動きでは重要な関節です。

 

妊娠、出産、急激な体重増加、自転車のサドルで圧迫などで、傷めることがあります。

 

また、レントゲン検査でも、関節の異常(亜脱臼)を、認めることがあります。

 

つまり、「恥骨亜脱臼」のような、「ズレ」を生じると考えます。

 

骨盤のゆがみ

骨盤のズレが、「骨盤の関節」を見ての表現に対して、骨盤のゆがみは、骨盤全体が体に対して、どちらの方向を向いているかを、表現しています。

 

骨盤全体の動きなので、見た目にも、分かりやすいです。

 

一般的には、骨盤のゆがみも、異常とされていますが、私は、何らかの「クセ」によってゆがんだと、捉えています。

 

理由は、ゆがみが一度の衝撃(転倒)などで、起きるのではなく、繰り返しの動作の積み重ねによって、起きるからです。

 

具体的に、解説していきますね。

 

骨盤の前後の傾き
  • 前傾:主にハイヒールや高さがある靴を、履く習慣があると、前傾しやすいです。合わせて、反り腰もあることが、多いです。
  • 後傾:デスクワークや座っての生活が多く、かつ座っている時に、お尻ではなく、腰で支える姿勢を長期間している。合わせて、O脚があることも多いです。
  • 後傾:ねこ背など、背中が丸く曲がった状態で、背骨が固まっている。

 

左右の傾き
  • 片足に体重を乗せて、立つ習慣がある。
  • 立ちしゃがみが多くて、立つ時に片足に体重を乗せて立つ習慣がある。
  • ペダルを踏むなど、繰り返しの動作がある

 

などにより、左右の傾きが、できやすいです。

 

ただし、この場合は、左右で高さが違う、という見方を、することが重要です。

 

理由は本来、「高い・低い」と表現する場合は、ある基準に対して「高い・低い」と、表現しますが、骨盤の場合は基準を、設けていません。

 

症状をある方を基準として、症状のない方に対して高い・低いと表現することがありますが、症状があるというだけで基準にするのは、間違っています。

 

 

骨盤の広がり

骨盤が広がっている、特に「産後は骨盤が広がったままなので、締めないといけない」と言われます。

 

しかし、多少の広がりがはあったとしても、そう大きくは、広がりません

 

理由は、ズレのところで説明したように、骨盤の関節である、仙腸関節と恥骨は、そう大きくは動かないからです。

 

確かに出産時は、広がります。

 

それは、骨盤を支えているじん帯が、ホルモンの影響によって、弛んだ状態になっています。

 

それでも、仙腸関節や恥骨に、何センチも隙間ができて、広がっている訳では、ありません。

 

骨盤が広がっていると、感じる場合は、運動不足によって、骨盤を支えている、じん帯や筋肉が弛んで、グラグラになっている状態です。

 

なので、「骨盤が広がってグラグラ」より、「骨盤を支えるじん帯や筋肉が、弱ってグラグラ」、の方が正しい表現と考えます。

 

ちなみに、「産後は骨盤が広がったままなので、締めないといけない」、とコルセットや人の手で押したりしても、締まりません。

 

締めないといけないのは、骨盤を支えている、じん帯や筋肉を引き締めることです。

 

捻れ

捻れは前後、左右の傾きが複合的に、重なった状態です。

 

原因としては、

 

  • 横座り
  • 脚を組む
  • 真っ直ぐに座っていない(PC2台)
  • スポーツ(ゴルフ、テニス)

 

などの、くり返しの動作です。

 

捻れは、悪くなったというよりも、繰り返しの動作により、「使いやすいように身体が適応した」と表現する方が、分かりやすいでしょう。

 

その後、いろいろなところに、負担がかかり症状を、起こすようになります。

 

もし、捻れを改善するには、コルセットや手で押して戻すのではなく、原因となる、繰り返しの動作を、止めることです。

 

また、仕事としてその動きを、やめられないのであれば、捻れた状態でも、耐えれる体作りを、しないといけません。

 

骨盤のズレやゆがみを戻すにはどうしたらいい?

 

ここでは、骨盤の「ズレ」・「ゆがみ」を戻す方法について、それぞれ、解説します。

 

骨盤のズレを戻す方法

 

ここまで読んで頂いた方は、ご理解を頂けたと思いますが、骨盤のズレ=恥骨の亜脱臼となります。

 

脱臼だと関節が外れているので、痛くて動かせないですが、亜脱臼は、やや外れているような状態で、まさに「ズレてる」状態です。

 

亜脱臼のような状態だと、動かしていると、元の位置に戻ることが多いです。

 

特に、恥骨などの場合は、「整復」と言って、骨を戻すようなことは、そうそおこないません。

 

でも、ズレているのに、ただ単に動かしておけばいいの?という疑問もあると思います。

 

しらひげ先生
その通りです。
正しく動かすのに、おすすめの方法は、「さらしを巻く」です。
さらしは、骨盤を締めすぎず、適度に支えてくれます。
妊婦さんが、「戌の日」に安産祈願で、さらしを巻く風習がありますが、昔は産前産後の骨盤のケアは、コルセットではなく、さらしを使っていました。

 

さらしを巻いて、日常生活を過ごすことで、徐々に自家矯正されて、元の位置に戻っていきます。

 

 

>>>妊娠中の股関節痛や腰痛にはさらしがおすすめな理由(巻き方も解説)

 

骨盤のゆがみを戻す方法

 

結論、骨盤のゆがみは、目安にしていきましょう。

 

理由は、そもそも、骨盤の正しい位置の基準がないからです。

 

具体的には、よく骨盤を正しい位置に矯正する、とかを聞きますが、一般的な正しい位置とは、見た目がおおよそ真っ直ぐな状態を、「正しい位置」とする、ざっくりした感じです。

 

それよりも、「長年、横座りをしているので骨盤や身体が、ゆがんでいるんだな」、という目安にしてきましょう。

 

また、人の身体で大切なのは、位置よりも動きです。

 

ゆがんだ状態でも、関節や筋肉がしっかりと、動ける状態であれば、体にかかる負担は、少ないです。

 

なので、ゆがみを戻すことに、囚われないようにしましょう。

 

正しい骨盤矯正とは?

 

正しい骨盤矯正と書いておきながら、「正しい」とは、人それぞれなので、これから紹介するものが本当に正しいは不明ですが、骨盤の状態を、上記のような考えで、捉えた上での、私が考える正しい骨盤矯正について、解説していきます。

 

結論は、自分で動かして、骨盤を支えるじん帯や筋肉を、引き締めることです。

 

理由は、使うことで、収まりのいい位置に、しっかりと戻ることが、自然な形だからです。

 

具体的には、「歩く」とこです。

 

歩くことは身体を支える、脚を動かす、前に進みながらバランスを取る、などの複合運動で、骨盤本来の機能を、使います。

 

また、周辺のじん帯や筋肉も、使い引き締まります。

 

動かして使うことで、今の身体の動きの中でいい位置に収まり、周辺のじん帯や筋肉が引き締まり、しっかりと支えることが、本来の正しい骨盤矯正と考えます。

 

地球上に人が誕生して、長い歴史の中で、骨盤矯正をするようになったのは、たった、この20年ほどです。

 

また、海外では、そこまでメジャーに骨盤矯正を、行いません。

 

だとすれば、骨盤の位置を戻す骨盤矯正が、人の体を元気にするのに、必要なものなのかは、疑問が残るところです。

 

まとめ

 

一般的に言われれいる、「骨盤のゆがみ」は、非常に抽象的なものである。

 

また、「ゆがみ」や「ズレ」と、表現の仕方も、さまざまなので、整理してみよう。

 

  • 骨盤のズレ:関節がズレている。つまり脱臼(亜脱臼)している。大きな痛みを伴う
  • 骨盤のゆがみ:前後、左右、捻れなど骨盤全体として傾きを生じている。それに伴って連なる部分も歪んでいる

 

:骨盤のズレ:

  • 骨盤には仙腸関節と恥骨がありズレを生じるなら恥骨。ちなみに「ズレ」とはレントゲン検査で異常とみなすもの(関節の連続性がなくなったもの)とします。

 

大きなズレがあるなら、痛くて歩けない。

 

わずかなズレ(亜脱臼)のような場合は、さらしを巻いて、動くことで、自家矯正される。

 

:骨盤のゆがみ:

  • 骨盤には、仙腸関節と恥骨があり、ズレを生じるなら恥骨。ちなみに「ズレ」とは、レントゲン検査で異常とみなすもの(関節の連続性がなくなったもの)とします。

 

産後に多い「骨盤の広がり」はコルセットや手で押して締まるものではなく、骨盤を支えている、じん帯や筋肉を引き締めることで、骨盤を安定させることが、正しい骨盤の締め方である。

 

いかがでしたか?

 

骨盤は、身体の中心部分で、とても重要なところです。

 

だからこそ、安易にズレやゆがみを、戻すということはせず、正しく整えてましょう。