【骨盤矯正】骨盤はゆがむ?ズレる?正しい骨盤矯正について解説

こんにちは、しらひげです。

このサイトでは整体師が股関節痛や身体に関する情報を発信しています。

 

あかり
骨盤がズレている気がするのだけど矯正した方がいいのかな?
しらひげ先生
一般的に骨盤の「ズレ」や「ゆがみ」って言葉が浸透しているげど、まずはどうのような状態かを理解することが大切だよ。

 

一般的に「骨盤の高さが違う」「産後は骨盤を締めないといけない」「腰が痛いのは骨盤のズレが原因だ」などの言葉は雑誌やテレビでもよく耳にすると思います。
「骨盤」や「ゆがみ」などとても分かりやすい言葉ですがとても抽象的で、言葉だけではどのような状態なのか詳細は理解しにくいです。

 

また、本来はズレやゆがみというもの違う意味ですが、骨盤では「ズレ=ゆがみ」と一緒になっていたりもします。

 

そこで、今回は「骨盤のゆがみ」について一とつずつ分解し整理しながら解説をしていきます。
また後半では骨盤のズレやゆがみが理解できた上でどのように対処をしたらいいのかも解説していきます。

 

最後まで読むことで骨盤への理解がグッと深まり、腰痛や股関節痛、産後の骨盤の症状改善や予防時にベースとなる考えが身に付きますので、是非、最後まで読んで見てください。

 

しらひげ先生
しらひげのプロフィール
興味がある方は読んでみてください。
(しらひげ鍼灸整骨院)

 

 

 

 

骨盤のゆがみとは?

骨盤の「ゆがみ」は一般的に浸透して分かりやすいですが、非常に抽象的で表現の仕方、捉え方もさまざまです。
なので、ここでは私が考える「骨盤のゆがみ」について解説していきます。

 

骨盤の「ズレ」と「ゆがみ」の違い

テレビや雑誌、YouTubeなどでは骨盤の問題を「ズレ」や「ゆがみ」と表現していますが、その意味合いは違うのでもう少し分解してみていきましょう。

 

  • 骨盤のズレ:関節がズレている。つまり脱臼(亜脱臼)している。大きな痛みを伴う。
  • 骨盤のゆがみ:前後、左右、捻れなど骨盤全体として傾きを生じている。それに伴って連なる部分も歪んでいる。多くは生活習慣によるもの。
それぞれ解説していきますね。

 

骨盤のズレ

骨盤にある関節は、
  • 仙腸関節
  • 恥骨

の2つになります。

 

つまり、「骨盤のズレ」とはこのどちらかの関節のズレをいいます。

 

ちなみに、「ズレ」とはレントゲン検査で異常とみなすもの(関節の連続性がなくなったもの)とします。

 

仙腸関節

仙腸関節は腰とお尻の間にある関節で人の身体の動きではとても重要な場所です。

 

仙腸関節は日常でほとんど動きを感じない、意識的に動かせない関節なのでとても分かりにくい関節です。動くとしたら出産時に周辺じん帯がゆるんでぐらぐらになっているときぐらいです。

 

痛みを感じて病院に行けば「仙腸関節炎」と診断されます。関節の炎症ですね。ちなみに、病院などでよほど特別なことがない限り「仙腸関節の脱臼」と診断されないでしょう。

 

つまり、仙腸関節のズレはない考えます。

 

スポンサーリンク
恥骨

恥骨はおへその下あたりにある関節で身体の中にあるので分かりにくいです。

 

恥骨は歩行時に仙腸関節と合わせて動くところで人の動きでは重要な関節です。

 

妊娠、出産、急激な体重増加、自転車のサドルで圧迫などで傷めることがあり、レントゲン検査でも関節の異常(亜脱臼)を認めることがあります。

 

つまり、恥骨亜脱臼のようなズレを生じると考えます。

 

骨盤のゆがみ

骨盤のズレが「骨盤の関節」を見ての表現に対して、骨盤のゆがみは骨盤全体が体に対してどちらの方向を向いているかを表現しています。

 

骨盤全体の動きなので見た目にも分かりやすいです。

 

一般的には骨盤のゆがみも異常とされていますが、私は何らかの「クセ」によってゆがんだと捉えています。

 

理由はゆがみが一度の衝撃(転倒)などで起きるのではなく、繰り返しの動作の積み重ねによって起きるからです。

 

具体的に解説していきますね。

 

骨盤の前後の傾き

前傾:主にハイヒールや高さがある靴を履く習慣があると前傾しやすいです。合わせて反り腰もあることが多いです。

後傾:デスクワークや座っての生活が多く、かつ座っている時にお尻ではなく腰で支える姿勢を長期間している。合わせてO脚があることも多いです。

後傾:ねこ背など背中が丸く曲がった状態で背骨が固まっている。

 

左右の傾き
  • 片足に体重を乗せて立つ習慣がある
  • 立ちしゃがみが多くて立つ時に片足に体重を乗せて立つ習慣がある
  • ペダルを踏むなど繰り返しの動作がある

などにより左右の傾きができやすいです。

 

ただし、この場合は左右で高さが違うという見方をすることが重要です。

 

理由は本来、「高い・低い」と表現する場合はある基準に対して「高い・低い」と表現しますが、骨盤の場合は基準を設けていません。

 

症状をある方を基準として、症状のない方に対して高い・低いと表現することがありますが、症状をある方を基準を間違っています。

 

骨盤の広がり

骨盤が広がっている、特に「産後は骨盤が広がったままなので締めないといけない」と言われます。しかし、多少の広がりがはあったとしても、そう大きくは広がりません

 

理由はズレのところで説明したように骨盤の関節である仙腸関節と恥骨はそう大きくは動かないからです。

 

確かに出産時は広がります。それは骨盤を支えているじん帯がホルモンの影響によって弛んでいる状態になっています。

 

それでも、仙腸関節や恥骨に何センチも隙間ができて広がっている訳ではありません。

 

骨盤が広がっていると感じる場合は、運動不足によって骨盤を支えているじん帯や筋肉が弛んでぐらぐらになっている状態です。

 

なので、「骨盤が広がってぐらぐら」より「骨盤を支えるじん帯や筋肉が弱ってぐらぐら」の方が正しい表現と考えます。

 

ちなみに、「産後は骨盤が広がったままなので締めないといけない」とコルセットや人の手で押したりしても締まりません

 

締めないといけないのは骨盤を支えているじん帯や筋肉を引き締めることです。

 

捻れ

捻れは前後、左右の傾きが複合的に重なった状態です。

 

原因としては、

  • 横座り
  • 脚を組む
  • 真っ直ぐに座っていない(PC2台)
  • スポーツ(ゴルフ、テニス)

などのくり返しの動作です。

 

捻れは悪くなったというよりも、繰り返しの動作により使いやすいように身体が適応した。その後、いろいろなところに負担がかかり症状を起こすようになります。

 

もし、捻れを改善するにはコルセットや手で押して戻すのではなく、原因となる繰り返しの動作を止めることです。

 

また、仕事としてその動きをやめられないのであれば、捻れた状態でも耐えれる体作りをしないといけません。

 

骨盤のズレやゆがみを戻すにはどうしたらいい?

骨盤のズレを戻す方法

ここまで読んで頂いた方はご理解を頂けたと思いますが、骨盤のズレ=恥骨の亜脱臼となります。

 

脱臼だと関節が外れているので痛くて動かせないですが、亜脱臼はやや外れているような状態でまさに「ズレてる」状態です。

 

亜脱臼のような状態だと動かしていると元の位置に戻ることが多いです。特に恥骨などの場合は「整復」と言って骨を戻すようなことはそうそうありません。

 

でも、ズレているのにただ単に動かしておけばいいのという疑問もあると思います。

 

しらひげ先生
その通りです。

 

正しく動かすおすすめの方法は「さらしを巻く」です。
さらしは骨盤を締めすぎず適度に支えてくれます。妊婦さんが「戌の日」に安産祈願でさらしを巻く風習がありますが、昔は産前産後の骨盤のケアはコルセットではなくさらしを使っていました。

 

さらしを巻いて日常生活を過ごすことで徐々に自家矯正されて元の位置に戻っていきます。

 

 

骨盤のゆがみを戻す方法

結論、骨盤のゆがみは目安にしていきましょう。

 

理由はそもそも骨盤の正しい位置の基準がないからです。

 

具体的には、よく骨盤を正しい位置に矯正するとかを聞きますが、一般的な正しい位置とは見た目がおおよそ真っ直ぐな状態を「正しい位置」とするざっくりした感じです。

 

それよりも「長年、横座りをしているので骨盤や身体がゆがんでいるんだな」という目安にしてきましょう。また、人の身体で大切なのは位置よりも動きです。

 

ゆがんだ状態でも関節や筋肉がしっかりと動き状態であれば体にかかる負担は少ないです。

 

なので、ゆがみを戻すことに囚われないようにしましょう。

 

正しい骨盤矯正とは?

正しい骨盤矯正と書いておきながら、正しいとは人それぞれなので、これから紹介するものが本当に正しいは不明ですが、骨盤の状態を上記のような考えで捉えた上での私が考える正しい骨盤矯正について解説していきます。

 

結論は自分で動かして骨盤を支えるじん帯や筋肉を引き締めることです。

 

理由は使うことで収まりのいい位置にしっかりと戻ることが自然な形だからです。

 

具体的には「歩く」とこです。歩くことは身体を支える、脚を動かす、前に進みながらバランスを取るなどの複合運動で骨盤本来の機能を使います。

 

また、周辺のじん帯や筋肉も使い引き締まります。

 

動かして使うことで今の身体の動きの中でいい位置に収まり、周辺のじん帯や筋肉が引き締まりしっかりと支えることが本来の正しい骨盤矯正と考えます。

 

地球上に人が誕生して長い歴史の中で骨盤矯正をするようになったのは、たったこの20年ほどです。

 

また、海外ではそこまでメジャーに骨盤矯正を行いません。

 

だとすれば、骨盤の位置を戻す骨盤矯正が人の体を元気にするのに必要なものなのかは疑問が残るところです。

 

まとめ

一般的に言われれいる「骨盤のゆがみ」は非常に抽象的なものである。

 

また、「ゆがみ」や「ズレ」と表現の仕方もさまざまなので整理してみよう。

 

  • 骨盤のズレ:関節がズレている。つまり脱臼(亜脱臼)している。大きな痛みを伴う
  • 骨盤のゆがみ:前後、左右、捻れなど骨盤全体として傾きを生じている。それに伴って連なる部分も歪んでいる

 

:骨盤のズレ:

骨盤には仙腸関節と恥骨がありズレを生じるなら恥骨。ちなみに「ズレ」とはレントゲン検査で異常とみなすもの(関節の連続性がなくなったもの)とします。

 

大きなズレがあるなら痛くて歩けない。わずかなズレ(亜脱臼)のような場合はさらしを巻いて動くことで自家矯正される。

 

:骨盤のゆがみ:

骨盤のゆがみは日常生活でのクセや繰り返しの動作で起こるもので見た目にも分かりやすい。

 

産後に多い「骨盤の広がり」はコルセットや手で押して締まるものではなく、骨盤を支えているじん帯や筋肉を引き締めることで骨盤を安定させることが正しい骨盤の締め方である。

 

いかがでしたか?

 

骨盤は身体の中心部分でとても重要なところです。

 

だからこそ、安易にズレやゆがみを戻すということはせず、正しく整えてましょう。

 

おすすめ:大阪市城東区股関節専門 しらひげ鍼灸整骨院

歩くのも大変だった股関節痛がどのようにして改善していったのか?をインタビューしてみました

詳細はこちらから