【産後】骨盤にトラブルが起きる原因と対処法

  • どうして産後は骨盤がズレるのだろう?
  • 産後の骨盤のズレやゆがみを治すにはどうしたらいいのだろう?

 

しらひげ先生
こんにちは、しらひげです。
大阪市城東区 しらひげ鍼灸整骨院

 

今回は、こんなお悩みを解決していきます。

 

産後の骨盤にトラブルが起きる原因は、次の通りです。

 

●産後の骨盤にトラブルが起きる原因

  • 妊娠中に体重の増加
  • 産後の座り方
  • 骨盤を支えるじん帯や筋肉が弱い
  • 出産時にお腹を押した

●産後骨盤のトラブルによる症状

  • 恥骨痛
  • 腰痛
  • 股関節痛

 

ということで、今回は産後骨盤にトラブルが起きる原因と対処法について、解説していきます。

 

産後の骨盤のおやみが解決できるように、整体歴20年の私が分かりやすく解説しますので、是非、最後まで読んでください。

 

それでは、解説に入ります。

 

▶︎人気記事:【産後】骨盤矯正は意味がない?どんな効果がある?(まとめ)

 

 

産後の骨盤にトラブルが起きる原因は、次の通りです。

 

●産後の骨盤にトラブルが起きる原因

  • 妊娠中に体重の増加
  • 産後の座り方
  • 骨盤を支えるじん帯や筋肉が弱い
  • 出産時にお腹を押した

 

それぞれ、解説していきますね。

 

妊娠中に体重の増加

 

産後の骨盤にトラブルが起きる原因1つ目は、「妊娠中の体重の増加」です。

 

妊娠中は、子供が成長するのに伴って、体重が増えたり、お腹が大きくなったりします。

 

すると、自分の体重の増加に気が付かなかったり、意識が向きにくかったりします。

 

あかり
そうそう。3kgぐらい増えても全く気にしていなかったわ。

 

あかり
「妊娠中だし出産したら減るだろうと」、思っていた。

 

子供の体重に加えて、自分の体重が増えると、骨盤にはもの凄く、負担がかかります。

 

下記で解説する、元々の骨盤周辺の、筋肉やじん帯の強さにもよりますが、「自分の体重+子供の体重」を合わせて、6kg以上増えた場合は、骨盤に負担がかかっています。

 

産後の座り方

 

産後の骨盤にトラブルが起きる原因2つ目は、「産後の座り方」です。

 

何度も出てくるように、妊娠中、出産後は、骨盤を支えるじん帯や筋肉が、伸びて骨盤が、グラグラです。

 

この状態で、横座り足を投げ出して座る長座など、骨盤に負担をかける座り方をすると、骨盤のトラブルを起こす原因になります。

 

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もともと骨盤を支えているじん帯や筋肉が弱い

 

産後の骨盤にトラブルが起きる原因3つ目は、「もともと骨盤を支える筋肉や靭帯が弱い」です。

 

妊娠前の活動量が少ないと、もともとの骨盤を支える、じん帯や筋肉は弱いです。

 

具体的には、妊娠前の約5年ほどの、平均的な運動量を、目安にしてみましょう。

 

 

あかり
妊娠前は、お買い物に出掛けたら一日中、歩いていたので、よく歩く方だったわ。

 

ここで、大切なのは「平均的な運動量」です。

 

例えば、週末にお出掛けでたくさん歩いても、

 

  • 月〜金まではデスクワークで座っている
  • お買い物は月に2回程度
  • 運動は苦手
  • 体重が増えやすいタイプ

 

などであれば、平均的な運動量は少ないでしょう。

 

妊娠・出産で「骨盤を支えるじん帯や筋肉が伸びる」に加えて、元々のじん帯や筋肉が弱いと、産後に骨盤周辺のトラブルを、起こす原因になります。

 

 

出産時にお腹を押した

 

産後の骨盤にトラブルが起きる原因4つ目は、「出産時にお腹を押した」です。

 

出産時に、子供が上手く産道を通れないと、お腹を押して、出産をサポートすることがあります。

 

出産時は、ピークに骨盤が、グラグラの状態なので、お腹を押すことで、骨盤に負担がかかります。

 

もちろん、出産は大変なことで、場合によっては命に関わることなので、仕方がないことですが、骨盤に負担がかかることは、覚えておいて頂きたいです。

 

産後骨盤のトラブルによる症状

 

産後骨盤のトラブルによる症状は、次のようなものがあります。

 

●産後骨盤のトラブルによる症状

  • 恥骨痛
  • 腰痛
  • 股関節痛

 

それぞれ、解説します。

 

恥骨痛

 

産後の恥骨痛は、「恥骨の亜脱臼」となります。

 

脱臼だと関節が外れているので、痛くて動かせないですが、亜脱臼は、やや外れているような状態で、まさに「ズレてる」状態です。

 

亜脱臼のような状態だと、動かしていると、元の位置に戻ることが多いです。

 

特に、恥骨などの場合は、「整復」と言って、骨を戻すようなことは、そうそおこないません。

 

あかり
でも、ズレているのに、ただ単に動かしておけばいいの?
しらひげ先生
その通りです。

 

正しく動かすのに、おすすめの方法は、「さらしを巻く」です。

 

さらしは、骨盤を締めすぎず、適度に支えてくれます。

 

妊婦さんが、「戌の日」に安産祈願で、さらしを巻く風習がありますが、昔は産前産後の骨盤のケアは、コルセットではなく、さらしを使っていました。

 

さらしを巻いて、日常生活を過ごすことで、徐々に自家矯正されて、元の位置に戻っていきます。

 

▶︎関連記事:【産後】は骨盤が「ゆがむ」と「ズレる」のどっちなんだろう?

▶︎関連記事:【産後】太りを解消「さらしダイエット」のやり方を解説

 

腰痛

 

産後の骨盤によるトラブルの腰痛を改善する方法は、次の通りです。

 

●産後の腰痛やぎっくり腰を予防する方法

  • 円座を使う
  • さらしを巻く
  • ウォーキングする

 

産後の腰痛について、さらに詳しく知りたい方は、【産後】の「腰痛」や「ぎっくり腰」を起こす原因と予防法の記事をご覧ください。

 

【産後】骨盤にトラブルが起きる原因と対処法(まとめ)

 

今回は、【産後】骨盤にトラブルが起きる原因と対処法について、解説しました。

 

しらひげ先生
本記事の要約だよ。

●産後の骨盤にトラブルが起きる原因

  • 妊娠中に体重の増加
  • 産後の座り方
  • 骨盤を支えるじん帯や筋肉が弱い
  • 出産時にお腹を押した

●産後骨盤のトラブルによる症状

  • 恥骨痛
  • 腰痛
  • 股関節痛

 

▶︎股関節・腰痛専門:大阪市城東区しらひげ鍼灸整骨院