【セックス後に股関節】が痛くなる原因と対策【負担をかけない体位】

どうしてセックスに股関節が痛くなるのだろうとお悩みの方もいるはず。

 

セックス後に股関節が痛くなる原因は次の通り。

 

●セックス後に股関節が痛くなる原因

  • 筋肉・じん帯の硬さ。
  • 股関節の硬さ。
  • 腰椎の硬さ。
  • 日常で股関節を曲げる動きが少ない。
  • ホルモンの影響。
  • 体格差(力ずく)。

 

緑橋 しらひげ鍼灸整骨院

 

  • セックス後に股関節が痛くなる原因。
  • H後に股関節痛にならない対策方法。
  • 性行為で股関節に負担をかけない体位。

 

セックス後に股関節が痛くならないためには股関節周辺の筋肉・じん帯を保湿して弾力性を回復させ、股関節を動かし関節可動域を回復させることが大切。

 

この記事ではセックス後に股関節が痛くなるけど恥ずかしくて人に聞けない、自分でできる予防方法などがあれば知りたいと思っている方に分かりやすく解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。

 

それでは、さっそく見ていきましょう。

 

先におすすめの保湿クリームを知りたい方はこちら。

 


 

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原因・対処法などを解説

 

セックス後に股関節が痛くなる原因

セックス後 股関節痛 原因

 

セックス後に股関節が痛くなる原因は次の通り。

 

●セックス後に股関節が痛くなる原因

  • 筋肉・じん帯の硬さ
  • 股関節の硬さ。
  • 腰椎の硬さ。
  • 日常で股関節を曲げる動きが少ない。
  • ホルモンの影響。
  • 体格差(力ずく)。

 

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

 

筋肉・じん帯の硬さ

 

1つ目の原因は「筋肉・じん帯の硬さ」。

 

筋肉・じん帯の硬さは運動不足により血液・リンパの流れが悪くなり、股関節周辺の筋肉・じん帯が脱水状態になりことで硬くなる。

 

イメージ的には「干物」のような状態。

 

弾力性がなくなり硬くなった状態でセックスすることで痛みを起こしやすくなる。

 

股関節の硬さ

 

2つ目の原因は「股関節の硬さ」。

 

セックスのとき女性側は股関節を広げることが多い。しかし、股関節が硬いと負担がかかり痛めてしまいます。

 

ここで言う股関節の硬さとは「関節の硬さ」のこと。

 

あかり
「関節の硬さ」ってどう言うこと?

身体の柔軟性を出すのに「筋肉やじん帯」の柔軟性と「関節」の柔軟性の両方が大切。

 

しらひげ先生
詳しくは下記の対策で解説するね。

腰椎の硬さ

 

3つ目の原因は「背骨の硬さ」。

 

身体は連動して動いています。

 

連動しての動きに関してはこちらのンジャアナトミーの動画をご覧ください。

 

例えば、「正常位」で太ももがお腹側に近づく動き(股関節屈曲)は、股関節の動きに加えて骨盤の動きや腰の骨の動きが合わせて起こります。

 

この時に腰の骨が硬く上手く動けないと、骨盤が後傾できずに股関節も上手く屈曲できません。

 

股関節が上手く屈曲できない状態で無理に正常位をとり続けることで、股関節に負担がかかり股関節を痛めることがあります。

 

しらひげ先生
腰の骨の硬さは背骨の硬さとも言えるので、猫背ストレートネックも関係することもあるよ。

 

しらひげ先生
20代では身体や関節に十分な水分があるので、何もしなくてもある程度、関節の柔軟性を保つことができるけどね。
▶︎動画:腰伸ばし運動

日常で股関節を曲げる動きが少ない

 

4つ目の原因は「日常生活の股関節を曲げる動きが少ない」。

 

セックスをするとき女性側は股関節を深く曲げたり大きく広げるような動きが多くある場合があります。

 

しかし、日常生活で同じような動きをすることが少ないと、深く曲げたり大きく広げること自体が無理な動きになります。

 

例えば、現在の生活では和式トイレ床座りのように、股関節を深く曲げる機会が減りました。

 

また、ハイヒールを常用することで股関節を動かさない歩き方が習慣化します。

 

なので、日常生活で股関節を大きく曲げたり広げたりする動きが少なくないと、股関節に負担がかかりやすくなります。

 

ホルモンの影響

 

5つ目の原因は「ホルモンの影響」。

 

女性の身体は月経周期に合わせて変化しています。

 

例えば、女性ホルモンの影響により、骨盤周辺のじん帯が緩くなることがあります。

 

その緩んだ状態に加えて日常生活で運動が少なく、もともと骨盤や股関節周辺の筋肉やじん帯が緩い状態で、股関節を深く曲げたり大きく広げるような動きや繰り返しなどの動きが加わることで股関節を痛めることがあります。

 

体格差(力ずく)

 

6つ目の原因は「体格差」。

 

例えば、体重が倍以上違う状態で上から乗りかかるような体位やスポーツマンで動きが激しいなど、冷静にみると女性側にものすごく負担がかかっていることがあります。

 

股関節に加えて骨盤も傷めると不妊や産前産後のトラブルの原因にも繋がるので注意しましょう。

 

また、性行為は本能的な行動であり夢中になり互いに力ずくで行っていることもあるので、股関節に痛みが出るのであれば注意しましょう。

 

セックス後に股関節が痛くならないための対策

セックス後 股関節痛 対策

 

セックス後に股関節が痛くならないための対策は次の通り。

 

●セックス後に股関節が痛くならないための対策

  • 筋肉・じん帯を保湿。
  • 筋膜リリース。
  • 股関節の関節可動域を回復させる。
  • 腰椎・背骨の柔軟性回復させる。
  • 身体作りをする。

 

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

 

筋肉・じん帯を保湿

 

1つ目の対策は「筋肉・じん帯の保湿」。

 

上記でお話ししたように血液・リンパの流れが悪くなり干物のようになった筋肉・じん帯を保湿して弾力性を回復させましょう。

 

保湿するにはボディクリームを塗るのがおすすめ。

 

股関節の内側からお尻の広い範囲に丁寧に塗り込みましょう。

 

お肌の手入れと同じで毎日、コツコツとケアをする。

 

保湿して弾力性を回復した状態で下記の筋膜リリースや運動すると効果的。



筋膜リリース

 

2つ目の対策は「筋膜リリース」。

 

筋膜リリースで筋肉の柔軟性を回復させることで股関節の動きが良くなり負担がかかりにくくなります。

 

筋膜リリースのコツは心地いい程度の刺激で筋肉にアプローチしましょう。

 

強い刺激はかえって筋肉をこわばらせるので控えるようにしましょう。

 

また、臼蓋形成不全や変形性股関節症など関節に問題がある場合は、下記の「関節の可動域を回復させる」「背骨の柔軟性の回復」も合わせてするようにしましょう。



股関節の関節可動域を回復させる

 

3つ目の対策は「股関節の可動域を回復させる」。

 

上記で解説したようにセックス後に股関節が痛くなる原因に、股関節の可動域の減少(股関節の硬さ)があります。

 

あかり
上の「股関節の硬さ」のところで言っていたやつだね。

股関節の可動域を回復させるには「ウォーキング」がおすすめ。ウォーキングは股関節を繰り返し前後に動かす運動で無理なく行えます。

 

また、股関節、骨盤、腰椎の連動した動きの回復にもなります。ウォーキングをする時のポイントは「靴を履いて靴ひもをしっかりと締める」こと。

 

なぜなら、足首の動きが出ることで股関節の動きが出るから。

 

しらひげ先生
上記の「ヒール歩行」では股関節が動ていない(曲げ伸ばし)のがよく分かるよね。

 

▶︎関連記事:股関節痛の運動するなら「歩く」「自転車こぎ」どれ?

▶︎関連記事:股関節痛のときにやってはいけない運動

 

腰椎・背骨の柔軟性回復させる

 

4つ目の対策は「腰椎・背骨の柔軟性の回復」。

 

腰椎・背骨の柔軟性の回復させるのにおすすめの運動は次の通り。

 

●腰椎・背骨の柔軟性の回復させる運動

 

しらひげ先生
どれも関節を動かす運動だね。

 

しらひげ先生
ウォーキングは腕振りを意識するといいよね。

身体作りをする

 

5つ目の対策は「身体作り」。

 

あかり
え、「身体作り」て、どう言うこと?

セックスはパートナーと共に「身体を動かす」動き。やはり、それに「耐えれる身体」は大切。

 

例えば、軽自動車にスポーツカーのエンジンを付けて走ると、エンジンの力の方が強すぎて車体が耐えられないですよね。

 

さまざま考え方がありますが、セックスを「スポーツ」と考えると、パフォーマンスをUPさせるため怪我をしないためにも身体作りをすることは大切だと考えます。

 

あかり
「身体作り」てどんなことをしたらいいの?

 

しらひげ先生
フィジカルトレーニング。

 

あかり
フィジカルトレーニング?本格的だね。

 

しらひげ先生
難しく聞こえるけど、ウォーキングするのがおすすめだよ。

 

あかり
え、歩くの?

 

しらひげ先生
そうだよ。運動として40〜50分ほどのウォーキングを続けると結構、身体が変わるよ。

セックスで股関節に負担をかけない体位

セックス 股関節に負担 体位

 

セックスで股関節に負担をかけない体位は次の通り。

 

●セックスで股関節に負担をかけない体位

  • 後背位(バック)
  • 背面立位(立ちバック)
  • 伸長位(しめ股)

 

それぞれ、詳しくみていきましょう。

 

後背位(バック)

 

後背位は四つ這いで膝が床についている体勢なので、力ずくで股関節を開けられる心配がありません。

 

また、男性の後ろから突かれるピストン運動に対して、女性は前後に動くので骨盤にかかる負担も少なく股関節にも骨盤にも優しい体位。

 

ちなみに、動物は後背位ですることが多く、人間にとっても本能的な体位と言えるのではないでしょうか。

 

背面立位(立ちバック)

 

背面立位も後背位と同様に股関節に負担がかかりにくい体位。

 

背面立位の時、女性は壁やイスに手を当てることで大勢が安定し体に負担がかかりにくくなります。

 

股関節に負担のかかりにく体勢ですが、男性は女性の片脚を持ち上げないように女性は脚をのち上げられないように注意しましょう。

 

伸長位(しめ股)

 

伸長位とは女性は仰向けに寝てまっすぐ足をピンと伸ばし、男性はその女性にまたがり挿入する体位。

 

伸長位は股関節を閉じた状態なので股関節に負担が少ない体勢。

 

ただし、男性が上からまたがりピストン運動するので恥骨を痛めやすくなるので注意しましょう。

 

セックス後に股関節痛どこで診てもらう?

セックス後 股関節痛 どこで診てもらう

 

セックス後に股関節が痛くなったら次のところで相談してみましょう。

 

●セックス後に股関節が痛くなったらどこで診てもらう?

  • 整形外科
  • 産婦人科
  • 女医さん
  • 整体、整骨院
  • マッサージ
  • パーソナルトレーナー、ヨガの先生

 

それぞれ、詳しく診ていきましょう。

 

整形外科

 

股関節痛は整形外科で診てもらえます。

 

整形外科は骨や関節の痛みの専門なのでしっかりと診てもらえます。

 

産婦人科

 

産婦人科でも診てもらえるますが産婦人科の先生の専門からは、少しズレるので診てもらえるかどうかは先生によるでしょう。

 

女医さん

 

女医さんは相談しやすいと言うことで上げさせて頂きました。

 

もちろん、お医者さんなので診ることができますがお医者さんの中でもそれぞれ専門分野があり、その分野を極めていくことが多く、知識、経験も蓄積されていきます。

 

なおで、診てもらう先生が股関節について詳しいかによって変わると言うのが正直なところ。

 

整体、整骨院

 

整体や整骨院でも診てもらえます。

 

整体や整骨院はお医者さんと違って専門が決まっていません。

 

また、専門的でも股関節の症状をしっかりと勉強するかと言えばそうではありません。

 

なので、整体や整骨院の先生がこれまでにどのようなことを勉強してきて、どのような経験をしてきたかによって診れるどうかはまちまちです。

 

▶︎関連記事:整骨院で股関節の施術を受けるのが恥ずかしい。

 

マッサージ

 

いわゆる、マッサージ店はリラクゼーションという分類になります。

 

なので、治すとか診るとか改善する、ということを目的としない施術になるので、股関節の痛みを診てもらうのとは少し違うでしょう。

 

パーソナルトレーナー、ヨガの先生

 

パーソナルトレーナー、ヨガインストラクターも一見、診てもらえそうですが骨や関節の専門ではありません。

 

パーソナルトレーナー、ヨガインストラクターだと女性の先生も多く相談しやすいかと思いますがやはり専門医に相談するようにしましょう。

 

セックス後の股関節痛の原因は?(まとめ)

 

今回は、セックス後の股関節痛の原因と対策について解説しました。

 

セックス後に股関節が痛くなる原因は次の通り。

 

  1. 股関節の硬さ
  2. 腰椎の硬さ
  3. 日常で股関節を曲げる動きが少ない
  4. ホルモンの影響
  5. 体格差(力ずく)

 

対策としては次のようなことをおすすめします。

 

  1. 股関節や腰の可動域や柔軟性を回復させる
  2. 負担がかからないように体つくりをする

 

セックス後の股関節痛は数年後の股関節のトラブルの原因にもつながるので、原因を理解ししっかりと対策しておきましょう。