- 仰向けに寝ると股関節が痛くなる。
- 立っている時は痛くないのに、どうして寝ると股関節が痛くなる?
- 股関節が痛い時は、どんな寝方をしたらいいのだろう?
(大阪市城東区 しらひげ鍼灸整骨院)
今回は、こんなお悩みを、解決していきます。
上向きで寝ると股関節が痛くなる原因は、次の通りです。
●上向きで寝ると股関節が痛くなる原因
- 股関節が曲がった状態で固まっている
- 腰椎が固まっている
- 猫背姿勢
●上向きで寝ると股関節が痛い時の対処法
- 寝る時に膝の後ろにタオルなどを入れて、身体が伸びないようにする
- マットレスを見直す
- 股関節、腰椎の関節の柔軟性を保つようにする
ということで、今回は、仰向けに寝ると股関節が痛い原因と予防法について、解説していきます。
日常生活は、ごく普通にできるのに、夜、布団で寝ると股関節が痛くなる。
日常で無理な動きを、するわけでもないのに、仰向けで寝ると痛くなる股関節が痛くなる原因と、痛みを少しでも緩和する寝方を、整体歴20年の私が、分かりやすく解説しますので、是非、最後まで読んでくださいね。
▶︎人気記事:歩くのがツラい【股関節痛】の「原因」から「ストレッチ」まで徹底解説
仰向けで寝ると痛くなる原因は、次の通りです。
- 股関節が曲がった状態で固まっている
- 腰椎が固まっている
- 猫背姿勢
それぞれ、詳しく解説していきますね。
股関節が曲がった状態で固まっている
上向きで寝ると股関節が痛くなる原因の1つ目は、「股関節が曲がった状態で固まっている」です。
このタイプの人は、デスクワークで長時間、椅子に座っての仕事を、している人が多いです。
股関節が固まって、伸びない状態で、上向きで寝ると、股関節を無理に伸ばそうとします。
すると、股関節が引っ張られた状態になり、痛みを起こします。
また、ハイヒールや厚底靴など、歩幅が出ない靴を長く履いている人も、なりやすい傾向があります。
▶︎関連動画:ハイヒール歩行
腰痛が固まっている
上向きで寝ると股関節が痛くなる原因の2つ目は、「腰痛が固まっている」です。
特に、次のような仕事をしている人に多いです。
- スーパーの品出し
- 調理師
- 介護士
- 保育士
- 清掃
- 工場
など、前かがみで作業をされる方に多いです。
腰骨が曲がった状態では、日常生活で動くのにバランスが取れないので、骨盤を後ろに倒して、バランスを取ります。
すると、上向きで寝た時に、腰が伸びないので、股関節が必要以上に、伸ばされ痛みを感じます。
猫背姿勢
上向きで寝ると股関節が痛くなる原因の3つ目は、「猫背姿勢」です。
猫背の人は頭の位置が、正しい姿勢より前にある状態なので、歩くときは、前体重になっています。
特に、脚の付け根の前あたりは、太ももの筋肉の付着部になり上向きで寝ると、硬くなった太ももの筋肉が伸ばされ、付着部になる太ももの前あたりに痛みを生じます。
上向きで寝ると股関節が痛いときの対処法は、次の通りです。
- 寝る時に膝の後ろにタオルなどを入れて、身体が伸びないようにする
- マットレスの見直し
- 股関節、腰椎の関節の柔軟性を保つようにする
それぞれ、解説しますね。
上向きで寝ると股関節が痛いときの対処法1:膝下にタオルを入れる
上向きで寝ると股関節が痛いときの対処法1つ目は、「膝下にタオルを入れる」です。
膝の下にバスタオルを入れることで、股関節が曲がった状態を、保つことができます。
上記で解説したように、股関節が伸ばされると、痛みが出るので、膝の下にタオルを入れることで、股関節が曲がった状態を保ち、痛みが出にくくなります。
膝の下に入れるのはバスタオル、クッション、枕など、軽く膝が曲がるような状態であればOKです。
▶︎関連記事:【ぎっくり腰の時の寝方】腰の痛みを軽減する方法を解説
▶︎関連動画:腰が痛い時の寝る姿勢
寝返りをすると痛い場合
寝返りをすると、痛くて夜中に何度も目が覚める方は、腰のところにも、バスタオル、クッション、枕などを入れて、寝返りができないようにしましょう。
本来、寝ている時は一晩で30回ほどの寝返りをするのですが、痛みで熟睡できないのであれば、睡眠の質を優先して、寝返りをしないようにする方がいいでしょう。
上向きで寝ると股関節が痛いときの対処法2:マットレスの見直し
▶︎関連記事:なぜ、寝過ぎると腰痛になるのか?その原因と3つの対策法について解説
上向きで寝ると股関節が痛いときの対処法3:股関節、腰椎の関節の柔軟性を保つようにする
上向きで寝ると股関節が痛いときの対処法3つ目、「股関節、腰椎の関節の柔軟性を保つ」です。
例えば、寝る前にストレッチをすることで、硬くなった関節に動きがでるので、軽度の人であれば、寝転がった時の痛みは軽減します。
おすすめは、「背骨をしなやかにする運動」です。
この運動は、朝イチ腰痛にもおすすめの運動です。
背骨、腰骨、股関節を連動して、動かくことができる運動です。
▶︎関連動画:背骨をしなやかにする運動
仰向けに寝ると股関節が痛くて眠れない人が日常生活で気をつけること
どのタイプでも長時間、繰り返し、長年により、関節や筋肉が硬くなっている状態です。
特に股関節を後ろに伸ばす動き、腰を反る動きの運動をするといいでしょう。
おすすめの運動は、次の通りです。
●おすすめの運動
- ラジオ体操
- 背骨をしなやかにする運動
- ウォーキング
それぞれ、解説しますね。
ラジオ体操
ラジオ体操は、定番ですね。
身体全体を、まんべんなく、使うように設計されていて、股関節も腰も、伸ばす運動があるので、おすすめです。
▶︎関連動画:ラジオ体操
背骨をしなやかにする運動
背骨、腰骨、股関節を連動して、動かくことができる運動なのでおすすめです。
5分もあればできるので、朝晩の定番の運動として、生活ルーティーンに、組み込むみましょう。
ウォーキング
ウォーキングをする時は、靴ひもを上までしっかりとしめて、腕を振るようにしましょう。
靴ひもを上までしめると、足首の返りがでて歩幅が広がります。
すると、股関節の後ろの可動域が広がります。
また、腕を振ることで背骨の動きがでます。
猫背、姿勢を改善したい方は必須です。
▶︎関連記事:ウォーキングの注意点
なぜ、仰向けに寝ると股関節(足の付け根)が痛い?原因と対処法について(まとめ)
今回は、なぜ、仰向けに寝ると股関節(足の付け根)が痛い?原因と対処法について解説しました。
●上向きで寝ると股関節が痛くなる原因
- 股関節が曲がった状態で固まっている
- 腰椎が固まっている
- 猫背姿勢
●上向きで寝ると股関節が痛い時の対処法
- 寝る時に膝の後ろにタオルなどを入れて、身体が伸びないようにする
- マットレスを見直す
- 股関節、腰椎の関節の柔軟性を保つようにする
寝る時に股関節が痛いのは、股関節や腰、猫背など関節が曲がった状態で、硬く固まっているのを上向きで寝ると、固まった関節が伸ばされるからです。
これらは、急に固まるのではなく長時間、繰り返し、長年と、時間をかけて出来上がっています。
対処法としては、膝の後ろにバスタオルを入れたり、低反発マットレスをつかって、上向きで寝ても身体が伸びない状態を作りましょう。
合わせて体操やウォーキングなどで、固まった関節の動きを取り戻すことも大切です。
睡眠の質を良くするにはマットレスが重要。
ブレスエアーは高反発で弾力性があり、身体が沈み込まないので、少ない力でしっかりと寝返りができる。
なので、腰や股関節にも負担が少なく、朝の寝起きがスッキリ。
また、通気性が抜群に良く背中がムレず、丸洗いもできるので衛生的。
私も長年、愛用しているおすすめのマットレスです。