- 股関節が痛い時は運動をしてもいい?
- 自転車こぎ運動は股関節に負担がかからずいいと聞くけど本当なの?
(大阪市城東区 しらひげ鍼灸整骨院)
今回は、こんなお悩みを解決していきます。
股関節痛を改善するのに、運動をした方がいいのか?安静にする方がいいのか?
迷いますよね。
●結論
股関節痛がある時は、運動をしてはいけないのではなく、やっていい運動と、やってはいけない運動があります。
●股関節痛の時にやってはいけない運動
- 自転車こぎ
- ウォーキングマシーン
- ステップ踏み
- 柔軟体操
- ヨガ
- 安静(番外編)
●股関節痛の人にやってほしい運動
- 動的ストレッチ
状況にもよりますが、慢性的に股関節に痛みがあるなら、運動をしたほうがいいです。
理由は、運動不足が原因で痛みを起こしている、可能性があるからです。
もちろん、「冷や汗」をかきながら、痛みを我慢することはありませんが、人の身体には、自然回復力が備わっていて、激烈な痛みは、72時間程度で軽減してくると言われています。
そして、その後は動いたほうが、回復が早いと言われています。
では、そのときに、どんな運動が良くて、どんな運動がよくないのか?
良かれと思ってした運動が、実は今の状況には良くなかったと、いうことにならないように、整体歴20年の私が、分かりやすく解説しますので、是非、最後まで読んでください。
それでは、解説に入ります。
▶︎人気記事:歩くのがツラい【股関節痛】の「原因」から「ストレッチ」まで徹底解説
▶︎人気記事:階段がツラい【変形性股関節症】の原因から対処法まで徹底解説
股関節痛のときにやってはいけない運動
股関節痛のときにやってはいけない運動は、次の通りです。
●股関節痛のときにやってはいけない運動
- 自転車こぎ
- ウォーキングマシーン
- ステップ踏み
- 柔軟体操
- ヨガ
- 安静(番外編)
それぞれ、解説していきますね。
自転車こぎ
股関節痛のときに、やってはいけない運動1つ目は、「自転車こぎ」です。
具体的には、自転車こぎは、「サドルに座ってする運動」です。

ウォーキングマシーン
股関節痛のときに、やってはいけない運動2つ目は、「ウォーキングマシーン」です。
股関節痛を、改善するのに、ウォーキングは、おすすめだよ。
しかし、注意しないといけないのが、「ウォーキングマシーン」というところ。
ウォーキングとウォーキングマシーンの違は知っている?
- ウォーキング:自分で動いている
- ウォーキングマシーン:地面が動いている
- ウォーキング:脚を振り出して骨盤(重心)を前に移動させる。
- ウォーキングマシーン:脚を前に降り出す。すると、地面が動く。骨盤(重心)は一定の位置を保つ。
このように、同じような動きでも、身体の使い方が違います。
- ウォーキング:股関節を軸に身体を動かす
- ウォーキングマシーン:足首を中心に身体を動かす。
ステップ踏み
股関節痛のときにやってはいけない運動の3つ目は、「ステップ踏み」です。
ステップ踏みは、太ももの筋肉を付けるには、とても効果的な運動です。
しかし、脚の上下の運動になるので、股関節の可動域が少ない運動になります。
特に、股関節の前側に痛みがある方は、日頃の歩行で歩幅が狭く、脚のけり出しが、うまくできていません。
すると、股関節の前後の、可動域が狭くなり、症状を起こしている、こともあります。
その場合は、ステップ踏み運動は、股関節を改善するのに、おすすめの運動では、ありません。
▶︎関連動画:歩く、足踏み、自転車こぎの違い
柔軟体操(ストレッチ)
股関節痛のときにやってはいけない運動の4つ目は、「柔軟体操(ストレッチ)」です。
理由は、関節が動かない状態で、ストレッチをすると、筋肉を無理に伸ばして、症状を悪化させてしまうからです。
●ストレッチの種類
- 動的ストレッチ
- 静的ストレッチ
それぞれ、見ていきましょう。
動的ストレッチ
動的ストレッチは、動きのある中です。
動的ストレッチの代表的なものが、ラジオ体操です。
主に関節を動かすことを、目的としたストレッチで、関節の動きを良くする効果があります。
運動前に行うことで、ケガの防止やパフォーマンスUPの効果もあります。
股関節痛がある方は、関節の可動域が狭くなっているので、動的ストレッチがおすすめです。
静的ストレッチ
静的ストレッチは、一般的に行われる「柔軟体操」ですね。
筋肉を伸ばすような動きで、マッサージ効果や、リラクゼーション効果があります。
運動後に行うことで、筋肉の緊張を和らげ、筋肉痛防止や疲労を蓄積させない効果があります。
筋肉に対してのアプローチなので、股関節痛の直接の改善というよりは、股関節に問題がある状態で、動いて周辺の筋肉に負担がかかり、筋肉痛を起こしている場合などに効果的ですね。
▶︎関連記事:股関節のストレッチをするときの注意点とデメリットについて
▶︎関連記事::かぶりが浅い【股関節臼蓋形成不全】はストレッチで改善する?
ヨガ
筋肉を伸ばす動きが多く、関節がしっかりと動く人は、深いところの筋肉を伸ばしながら、リラックス効果も得られるので、おすすめです。
しかし、ゆっくりとした動きですが、関節の可動域が狭い方は、筋肉を無理に伸ばすので、痛み起こしやすくなります。
▶︎関連記事:【股関節痛】を改善しようと「ヨガ」をしたら悪化した
【番外編】安静
股関節痛のときときは、安静にした方がいい?
安静にすることで、「今の痛み」を軽減することができます。
しかし、必要以上に、安静にし過ぎると、「動けない身体」になります。
例えば、食事の準備、お風呂、お散歩などごく普通の日常生活まで、安静にして制限してしまうと、活動範囲が狭くなり、次に動きたときに、また、痛みを起こすという、悪循環をくりかえします。
確かに、痛みがあると、不安で動きたくない気持ちは、分かりますが、必要以上に安静にし過ぎることで、負の連鎖に、ハマってしまいます。
意外とハマっている人が、多いので注意しましょう。
▶︎関連記事:その股関節痛の原因は運動不足かも知れない?
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股関節痛の方にやってほしい運動
股関節が痛い方に、おすすめな運動は、関節を動かす運動です。
「関節を動かす運動」とは、繰り返しになりますが、「動的ストレッチ」のことです。
関節が動いているかを、意識して確認しなら、行うと効果的です。
▶︎関連記事:股関節痛を撃退するおすすめ寝ながらできるストレッチ
▶︎股関節・腰痛専門:大阪市城東区しらひげ鍼灸整骨院
股関節痛では体重管理も大切
股関節の症状では体重管理も大切です。
具体的には、体重が1kg増えると、股関節にかかる負担は歩行で3倍、階段の上り下りでは、7倍負担がかかると言われます。(諸説あり)
このサイトで、繰り返し、お伝えしているように、股関節痛の根本原因は、体重が増えたことだけではないし、減量だけでは、股関節の症状は改善しません。
しかし、年々、体重が増えているのであれば、股関節にはかかる負担は、大きくなっています。
とはいえ、体重を減らすのは、簡単なことではないし、ダイエットしないといけないのは、分かっているけど、何からしたらいいのか、分からないという方もいると思います。
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ダイエットで失敗する原因が、極端な食事制限です。
リバウンドする原因も、極端な食事制限です。
大切なのは、無理せず、やんわりと、摂取カロリーを減らすことです。
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はじめのうちは、一日のうちの1食の炭水化物をスムージーに変えて、おかずは食べる、完食をスムージーに変える、だけでもOKです。
大切なのは、やんわりと変えることです。
そして、もっと大切なことは、頭で考えずに行動することです。
実際に行動して、やってみないと、あなたに合うか方法かどうなのかも、分かりません。
もちろん、失敗したくない、という気持ちもあると、思います。
しかし、「1食あたり58kcal!置換ダイエットに最適なスムージー」は、スポーツクラブのような、入会・退会手続きもありません。
買ったものの、結局、使わず場所だけ取る、運動器具のようなこともありません。
全くの、リスク無しというわけではないけど、最小限です。
それよりも、ツラい股関節の症状を少しでも、改善したいのであれば、行動するべきです。
ダイエットについて、さらに詳しく知りたい方は、ウォーキングするなら【食前食後】のどちらが減量できる?の記事も合わせてご覧下さい。
股関節痛のときにやってはいけない運動(まとめ)
今回は、股関節痛のときに、やってはいけない運動について解説してきました。
●股関節の痛みを改善するときにやってはいけない運動
- 自転車こぎ
- ウォーキングマシーン
- ステップ踏み
- 柔軟体操
- ヨガ
- 安静(番外編)
●股関節が痛い方にやってほしい運動
- 関節を動かす動き
- 動的ストレッチ
●股関節痛をよくするには体重管理も大切
- 体重の増加だけが、股関節痛を起こす訳ではないが、増えすぎは良くない
- 極端な食事制限は、リバウンドの原因になる
- 置き換えダイエットはおすすめ
▶︎股関節・腰痛専門:大阪市城東区しらひげ鍼灸整骨院