このページではお尻から脚の症状で股関節痛と坐骨神経痛の違いについて解説していくね。
股関節痛の特徴と坐骨神経痛の特徴について
まとめ
股関節痛と坐骨神経痛の違いについて
症状が出る場面が違う
股関節痛と坐骨神経痛では症状の出る場面が違います。
坐骨神経痛は神経痛なのでジリジリ、ビリビリと常にしびれが出ます。
一方で股関節痛は関節の痛みなので靴を履く時、椅子から立ち上がる時など動きはじめに症状が出ます。
症状が出る場所が違う
坐骨神経はお尻から太ももの後ろ、ふくらはぎと坐骨神経に沿ってしびれが出ます。
股関節痛は股関節の奥の方に痛み、脚の付け根の前あたりに痛みが出ます。
太ももの後ろの引っ張るような痛みには注意
お尻から太ももの症状で「筋肉が引きちぎられる」ような強い痛みを起こすものがあります。
この症状の場合に坐骨神経痛なのか、股関節痛なのかで調べられている方も多いでしょう。
この場合、坐骨神経と間違いやすいですがジリジリ、ビリビリと常にしびれているわけではなくて、朝の動き始めや椅子から立ち上がる時に激痛が走る。
かといって太ももに症状が出るので股関節ではない。
原因は骨盤です。
骨盤の動きが悪くなり筋肉が常に引っ張っている状態により症状が起きます。
坐骨神経痛と間違われやすいですが神経痛とは違う痛みです。
股関節痛の特徴
股関節痛の特徴
股関節痛の原因としてレントゲンやMRI検査で分かるものとして変形性股関節症、臼蓋形成不全、先天性股関節脱臼、などがあります。
画像検査で異常がない場合は繰り返しの無理、歩行不足、過去のけがなどが原因になります。
過去のケガでは大きなケガや手術であれば十年以上も前でもそれによって身体のクセや歪みを作り徐々に悪化し股関節の症状を起こしていることもあります。
股関節痛を起こしやすい人
- 保育士
- 介護士
- デスクワーク
- 転倒して股関節を打った
- 膝や足首の怪我
- 片足に体重を乗せることは多い(バドミントン、剣道、プレス工場、ペダルを踏む、運送)
実は腰痛と股関節痛をセットで持っている人は多い
腰も股関節も身体の土台となる骨盤に関係する重要な関節です。
例えば、腰が痛い人がしゃがむ時は腰をかばって股関節を使ってしゃがみます。
股関節が痛い人は股関節をかばって腰を曲げてしゃがみます。
このようにお互いにかばい合う結果、腰も股関節も両方とも悪い方も多いです。
中腰姿勢での作業、不良姿勢でのデスクワークなど腰で支える体勢を長年、続けていると腰に負担が蓄積し腰痛が変形し股関節の可動域が狭くなり股関節痛を起こします。
坐骨神経の特徴
腰の問題による坐骨神経痛
坐骨神経痛はお尻から足にかけて症状が現れますが原因は腰にあります。
具体的には椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰痛症、すべり症、分離症など腰椎に問題により症状があらわれます。
この場合、病院でレントゲンやMRI検査を受けると分かります。
梨状筋症候群について
こちらはあまり聞きなれない言葉だと思いますが、お尻のところで梨状筋という筋肉が硬くなり坐骨神経を圧迫ししびれや痛みの症状を起こします。
原因としては長時間座る、立ち仕事、スポーツなどお尻の筋肉に負担がかかると起きます。
梨状筋症候群の場合はレントゲンやMRI検査では分からないので判断が難しい症状です。
坐骨神経痛は守備範囲が広い
坐骨神経痛はお尻から足にかけての痛みやしびれの症状があらわれる病気ですが原因はさまざまです。
なので、坐骨神経の改善法を探すよりも先ずは何による坐骨神経なのかを明確にすることが大切です。
まとめ
坐骨神経痛と股関節痛の違いは、
坐骨神経痛は神経痛なのでジリジリ、ビリビリと常にしびれが出ています。
症状が出るのは太ももの後ろやふくらはぎの出るのが特徴。
原因としては椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰痛症、すべり症、分離症など腰椎の問題で症状が出ているのもは、
病院のレントゲンやMRI検査を受けると分かります。
また、お尻の筋肉が硬くなって症状がでる梨状筋症候群はレントゲンやMRI検査では分かりません。
股関節痛は関節の痛みなので靴を履く時、椅子から立ち上がる時など動きはじめに症状が出ます。
股関節痛は股関節の奥の方に痛み、脚の付け根の前あたりに痛みが出るのが特徴。
原因としては変形性股関節症、臼蓋形成不全、先天性股関節脱臼などしてレントゲンやMRI検査で分かるものと、
画像検査で異常がない場合は繰り返しの無理、歩行不足、過去のけがなどで起きるものがあります。
また、腰椎の変形、側弯症など腰のトラブルから股関節に症状を起こすこともあります。
あかり 股関節が痛いので原因や治療法、おすすめの運動など股関節痛についていろいろと知りたい。 しらひげ先生 このページは股関節の痛みに関しての質問をまとめてみたページだよ。 […]